看護部

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看護部より

暖かい人々、風薫り、四季の彩りに
囲まれた素晴らしい環境の中に
丹波医療センターはあります。

地域住民の命と健康と生活を守る使命を持ち、
私たちは看護を提供しています。

看護部長 金谷 美恵子

 当院は病床数320床で、一般病棟、地域包括ケア病棟、回復期リハビリ病棟、集中治療室、感染病床で構成されています。また隣接する健康センターミルネでは、訪問診療部門、訪問看護部門、診療所部門、検診部門の機能を備え、丹波医療センターと共に丹波医療圏のみなさまが予防医学-急性期医療-回復期医療-在宅医療へと安心して生活できるようハイブリッド(多機能)施設として役割を果たすことを理念としています。
 住み慣れた場所で安心して生活できるよう多職種でチーム医療を行なっています。当センターでは訪問診療・訪問看護のみならず、各病棟から看護師が積極的に在宅退院の患者さんの自宅へ伺い、生活を見据えた支援を行うことに力を入れています。
 看護部は、「誠実でハートフルな看護の提供」をキャッチフレーズに、患者さんの立場を尊重し、満足していただける思いやりのある看護を実践しています。
 また、丹波には四季の色があります。春:満開の桜色・差し色のような菜の花の黄色 夏:山々の新緑・濃緑のコントラスト 秋:刈り取られた稲が金色に輝き、田んぼ毎のグラデーション 冬:重厚な灰色。
ぜひ丹波医療センターの看護力、そして四季の色を感じてください。

丹波医療センター態度目標

思いやり 没我 協調

看護部理念

地域の人々の生涯にわたる「こころ」と「からだ」を守るため、良質な看護を提供し、地域医療に貢献します

基本方針

  • 患者・家族一人ひとりの尊厳および権利を尊重し、自己決定を支援します
  • 地域住民のニーズに即応した専門的で、安全・安心な看護を提供します
  • 多職種協働し、患者中心の医療を提供します
  • 患者を生活者と捉え、切れ目のない地域連携を目指します
  • 教え学びを病院の文化として、地域住民に信頼される看護職の育成を目指します
  • 組織の一員として、病院経営に参画します

2024年度看護部活動目標

誠実でハートフルな看護の創造

  • 安全で質の高い看護実践の提供 OneMore
  • チーム医療を意識し病院経営への参画
  • 健康で安全な職場作りの推進

看護体制

看護配置

一般病棟 7:1 地域包括ケア病棟 13:1 回復期リハビリテーション病棟 15:1 HCU 4:1

看護提供⽅式

PNS(パートナーシップ・ナーシング・システム)
PNSとは、「安全で質の⾼い看護を共に提供することを⽬的に、2⼈の看護師がよきパートナーとして対等な⽴場で互いの特性を⽣かし、協⼒し合って毎⽇のケアから委員会活動、病棟活動に⾄るまで、1年間を通じて活動し、その成果と責任を共有する⽅式」です。

看護単位

急性期(5病棟)、緩和ケア病棟、地域包括ケア病棟、回復期リハビリテーション病棟、⼿術室、HCU・透析センター、地域医療連携センター
外来(内視鏡センター、救急外来、通院治療センター)

夜勤体制

2交代と3交代の選択制(新⼈看護師は、3交代)
*ライフスタイルにあわせて、どちらでも⾃由に選択できます。

教育について

教育目標

看護の倫理性に基づく豊かな⼈間性と社会性を備え、科学的根拠、論理的思考に基づいた看護実践⼒で、地域住⺠の医療ニーズに対応できる⾃律した看護職を育成します。

教育方針

  • 専⾨職業⼈としてキャリア発達することができ、看護実践能⼒を発揮することができる⼈材を育成します。
  • 患者サービスを常に考え、倫理的な配慮ができるスタッフを育成します。
  • 主体的に学び、共に育つ場を提供します。

新人教育

(1) 教育体制

【プログラムに沿った実践⼒を⾼める⽀援】
専⾨職として必要な知識・技術を⾝につけられるよう「新卒看護師サポートプログラム」に沿って⽀援します。
楽しく学べる研修を企画し、新⼈ひとり⼀⼈がステップアップを実感できるように⽀援します。

【職場でのサポート体制】
実地指導者を中⼼に看護師⻑、実地指導者、先輩看護師、PNSパートナー等皆で“共に学び・共に育つ”環境をつくり、⽀援します。

【メンタルヘルス⽀援】
看護師として第⼀歩を踏み出す新⼈看護師の不安が軽減出来るようにひとり⼀⼈かかわり⽀援します。
教育担当看護師⻑、公認心理士による相談体制があります。

(2) 教育プログラム(2023年度)
到達目標 集合研修 部署内教育
4月 ・社会人・専門職としての行動を身につける
・日勤業務の流れを把握する
・総合オリエンテーション(感染防止・医療安全他)
・看護部オリエンテーション(業務マニュアル・継続教育等・接遇)
・電子カルテ操作
・1か月フォローアップ研修
・ストレスマネジメント
【看護技術研修】
感染対策・経管栄養・排泄介助・導尿・尿道留置カテーテルの挿入と抜去・ポジショニング・採血・血糖測定・インスリン・筋肉注射・皮下注射・ 静脈注射・輸液ポンプ・シリンジポンプ・酸素吸入・吸引(口腔・鼻腔)・輸血・血液製剤の取り扱い・麻薬の管理等
・病棟オリエンテーション
・日勤業務開始
・1つの場面(看護技術・観察・カルテ記載・報告)を実地指導者と共に経験(環境整備・検温・内服・食事・清潔ケア・排泄・移動など)
5月 ・看護業務の目的や方法・業務の流れを把握し実施する
・日勤業務を業務スケジュールに沿って実践する
・静脈注射実技研修
・重症度・医療、看護必要度研修
・患者数名を継続して受け持ち、段階的に患者数を増やし情報収集・コミュニケーションを行う・休日勤務開始
6月 ・夜勤を体験し一日の業務の流れを把握する ・夜勤準備 多重課題研修
・フィジカルアセスメント研修
・複数の患者を受け持つ(複数患者の状態把握とケアの優先順位を確認調整)
・入院の受け入れ
・夜勤オリエンテーション
7月 ・受け持ち患者の治療介助、処置、看護を手順に沿って安全に実施する ・3か月フォローアップ研修
・看護記録研修
・夜勤帯の複数患者を受け持ち、支援を受けて実施
・チームの一員としてメンバーシップを発揮(連絡・相談・報告・依頼)
8月 ・医療安全研修
・フィジカルアセスメント研修
9月 ・看護技術チェックリストに沿って到達を支援する
10月 ・担当看護師として1名の患者を受け持ち、必要な看護を実践する ・6ヶ月フォローアップ研修
・看護倫理研修
・入院から退院まで担当看護師として支援を受けながら看護過程の展開を実践する
・個々の成長のレベルに応じ、業務・看護実践の自立度を拡大する
11月 ・フィジカルアセスメント研修
12月 ・担当患者の入院から退院まで継続した看護を提供し、看護過程を展開する
1月 ・他部署研修
・亡くなる患者の看護研修
・受け持ち患者の疾患・病期・治療内容・看護の幅を広げる
2月 ・看護実践振り返り(ナラティブ)研修
3月

キャリアアップへの取り組み

  • 専門職業人として、自らの判断と行動のもと、看護実践できるジェネラリストの育成を目指します
  • 地域に貢献できる人材を育成するため、クリニカルラダーのレベルに応じた教育を行います
  • 部署内教育と集合研修を連動して自立できることを目指します。
  • 新人から卒後3年目まで、充実した研修プログラムを活用し、それぞれのキャリアアップを支援します
レベル レベルの定義 研修計画
ラダーⅠ 指導を受けながらマニュアルに沿って実践する ・看護過程(ヘルスアセスメント)
・医療安全
・高齢者看護
・退院支援
・ケースレポート報告会
ラダーⅡ 自立して標準的な看護を実践し、メンバーシップを発揮する ・セルフマネジメント支援
・退院支援
・高齢者看護
・看護実践発表会
ラダーⅢ~Ⅳ 個別的な看護を実践し、リーダーシップを発揮する
熟練した看護を実践し、チーム医療を推進する
・リーダー研修
・退院支援アドバンス研修
・IVナース研修(院内認定あり)
・褥瘡、ポジショニング、スキンテア
・看護補助者と協働
ラダーⅤ チーム医療の要となり、創造的に
リーダーシップを発揮する

キャリアアップ支援

兵庫県立病院では、特定の分野において水準の高い看護実践を提供し、組織の中でリーダシップのとれる人材を育成するために、長期研修・教育制度があります。また、県立病院の医療、看護の質向上に貢献する専門看護師・認定看護師の育成を行っています。
当院では、5分野5名の認定看護師が、それぞれの専門分野で院内だけでなく地域を含めた医療・看護の質向上に向け活躍しています。

看護職長期研修制度 他の県立病院で1年から3年看護実務研修を行うことで、看護の視野や能力を拡げ、実践力をさらに磨き、看護師として成長できます
民間病院等派遣研修 医療を先駆的に実施している民間等の病院で研修ができます。看護実践の向上やキャリアアップの大きな力になります
専門看護師の育成 長期自主研修支援制度を利用して公務員の身分を保持したまま大学院に進学することができます。
認定看護師の育成 県立病院認定看護師養成派遣研修制度があります。県立病院で3年以上の勤務者を対象に研修派遣に係る経費を県が負担します

学びをささえる環境

設備

・スキルラボ室
15種類の看護技術に関するシミュレーター、CPRトレーナー等救命処置に関するシミュレーターがそろっています。

・カンファレンス室
4階から7階の各フロアには、電⼦カルテや⼤画⾯モニター、コピー機を備えたカンファレンス室が2部屋整っています。その部屋を利用して、病棟会、チーム会、多職種カンファレンス、症例カンファレンス勉強会など活発に行っています。

・看護カンファレンス室
看護師専⽤の会議室です。⼤画⾯モニターや看護に関する書籍や雑誌が揃っています。

・テレビカンファレンス室
他病院とインターネットで結び、テレビカンファレンスができます。

研修会

・オープンセミナー
丹波医療センターの医師や大学病院等他の医師を講師に迎え、地域医療機関、介護福祉施設の医療、介護従事者向けに、最新の医療についてわかりやすく講義をしていただきます。年15回程度開催し、幅広い知識が得られる機会となっています。

・地域医療ネットミーティング
丹波地域の医療・介護・福祉の地域医療に携わる全ての職種を対象に、⼀⼈の患者さんの事例について多職種間で情報を共有しそれぞれの専⾨的⽴場から⽀援の提案や円滑な連携に必要なことを意⾒交換する研修会を⾏っています。年2回開催し丹波地域における多職種連携、チーム医療の重要性を学ぶことができます。

ナースの1⽇

  • 8:30

    出勤・挨拶

    ペア看護師と1⽇の勤務を調整します。今⽇1⽇の業務計画を相談しながら決めます。

  • 9:00

    点滴の準備、IN-OUTチェック

    検温・記録 点滴実施。
    バイタルサイン測定と観察をペア看護師と⼀緒に⾏い、アセスメント、記録を⾏います。
    点滴を認証して実施します。

  • 10:00

    検査・⼿術の準備

    清潔ケア。
    退院準備と⼊院受⼊れ。

  • 11:00

    リーダーと情報共有

    リーダーと患者の状態、業務の進捗を報告し、情報を共有します。
    ⾎糖測定、インスリン注射、内服薬準備など

  • 12:00

    ペア看護師と交代で昼休憩(1時間)

    休憩前にはペア看護師と患者情報の確認。
    昼⾷の配膳、⾷事介助、内服薬配布など

  • 14:00

    リシャッフル

    今⽇の勤務しているチームが集まって、時間内終了⽬指して業務調整を⾏います。
    カンファレンスで患者さんの看護について話し合います。多職種とのカンファレンスもあります。
    午後のケアなど

  • 15:00

    リーダーへ報告

  • 16:00

    準夜で引き継ぎ

  • 17:00

    本⽇の振り返り

    残務を報告し、今⽇の⾏動を先輩と振り返ります。アドバイスもあります。

  • 17:15

    業務終了

    退勤、お疲れ様でした。

部署紹介

4東病棟

⼩児科、産科、婦⼈科、乳腺外科を中心とした混合病棟です。
丹波圏域における産科・⼩児医療の拠点病院としての役割を果たします。
安⼼して出産していただけるよう、妊娠期から分娩まで経験豊富な助産師がサポートしています。質の⾼い産前・産後ケアを提供できるアドバンス助産師が多くいることも魅⼒の1つです。

産科医師、⼩児科医師、助産師、看護師が連携したバックアップ体制をとっているので安⼼して、出産して頂けます。
また、⾼度な医療が必要となった場合も、県内の⾼度急性期病院と連携しており、速やかな対応ができます。退院後も保健師との連携体制があるなど、地域における⽀援体制も充実しています。さらに、手術や化学療法を受ける患者さんに対しても、医師・認定看護師・ソーシャルワーカーと連携をとりながら、安心して治療を受けることができるよう支援しています。

4⻄病棟

消化器外科・消化器内科を中心とした混合病棟です。
手術や内視鏡治療、化学療法を受けられる患者さんに対して多職種で協働し、安全で安心できる療養環境を提供できるよう日々取り組んでいます。
また、皮膚・排泄ケア認定看護師とともにストーマ看護の専門的な知識、技術を協働して提供しています。

5東病棟(地域包括ケア病棟)

急性期治療(手術直後や発症後早期治療が必要とされる時期)を経過し、病状が安定した患者さんに対して、医師・看護師・リハビリスタッフ・ソーシャルワーカー等が協力し、在宅や介護施設への復帰に向けた医療・支援を行い安心して退院いただけるようサポートさせていただきます。

  • 治療により症状が改善したがもう少し経過観察が必要な方
  • 在宅復帰に向けてリハビリが必要な方
  • 在宅での生活に向けて調整、準備が必要な方

多職種で患者さんの思い・ご家族の思いに寄り添って安全で安心した環境に退院できるように支援させていただきます。
また、自宅で介護されているご家族を支援するためのレスパイト入院も受け入れております。

5⻄病棟(回復リハビリテーション病棟)

脳血管疾患や骨折等に伴う手術などの急性期治療を終えた後、集中的なリハビリテーションを行うことにより、寝たきり予防のほか、社会や在宅への早期復帰を目指しています。
365日リハビリ訓練を続けていただくために多職種チームで実施しており、週1回の病棟デイケアではリハビリ時間以外に日常生活のリズムや心身の活性化を図るため軽い体操やゲーム、合唱等を行っています。患者さんの前向きに取り組む姿や楽しんでおられる笑顔にスタッフも元気をもらっています。
機能回復、障害があっても安心して生活できる地域や社会への退院支援を行っています。

6東病棟

消化器・呼吸器を主とする混合内科の病棟です。主に、内視鏡の検査や治療、化学療法など様々な治療が行われます。患者さん・ご家族が安心して治療を受けていただけるように援助しています。
また、退院後の生活に対して不安が軽減できるよう患者さんやご家族の思いを伺い、早期から計画的に退院調整を行っています。
心のこもった看護を実践するために良好なコミュニケーションを図り、信頼関係が築けるよう努力しています。
また、病棟の特色として、感染症患者さんが入院される感染症病床を有しており、感染防止に関するスキルアップに取り組んでいます。

6⻄病棟

循環器科、血液内科疾患に対応する内科病棟です。心不全、冠疾患など緊急性の高い疾患が多く、緊張感を持って安全な看護を心がけています。また、がん治療を目的とし、抗がん薬を投与された場合は、感染のリスクを減らすことができるクリーンルームを備えています。安心して治療を受けて頂けるよう専門性の高い看護の提供を目指しています。

7東病棟(緩和ケア病棟)

丹波圏域、唯一の緩和ケア病棟です。
がん患者さんの苦痛を緩和し、患者さんが望まれる療養生活を支援します。
穏やかな時間をご家族と過ごしていただけるよう一人ひとりの患者さんを大切に関わらせていただきます。
病棟理念である「優しさをもった丁寧なケアで寄り添います」や、基本方針である「こころとからだのつらさに真摯に向き合い、つらさの緩和に最善を尽くします」「心地よさを感じてもらえるような療養環境を提供します」「患者さんとご家族が大切にしていることを私たちも大切にします」「自宅でも病院でも安心して暮らしていけるように支援します」に基づき、専門的知識を持つ看護師が、質の高いケアを提供します。

7⻄病棟

整形外科・脳神経外科 内科・泌尿器科を主とした混合の急性期病棟です。手術やカテーテル治療・化学療法など様々な治療を受けられる患者さんが入院されています。疾患や治療についての不安が軽減するよう、多職種と連携し支援を行っています。また、心のこもった看護を提供するために、患者さんやご家族と丁寧にコミュニケーションを図ることを大切にしています。

HCU(ハイケアユニット)

HCU6床は、侵襲の高い手術後の患者さん、呼吸循環管理、救命救急を含む重症患者さんなどの集中的な治療・看護を担っています。重症急性期患者さんの受け入れを積極的に行い、チームで連携しながら集中ケアの質を高め、安心・安全な看護が提供できるよう日々努力しています。
急性期の関わりの中でも患者さんやご家族に安心してもらえるような温かい看護を目指し、スタッフみんなで頑張っています。

⾎液浄化センター

血液浄化センターは、病床数15床、地域の中核病院としての血液浄化施設としての役割を担っています。入院を要する慢性透析患者さんの合併症治療、慢性透析療法の新規導入、特に重篤な合併症を持つ患者さんの急性腎不全などの血液浄化療法を主に行っています。患者さんが安全・安心・安楽に治療が出来るよう日々努力しています。また、生涯にわたり自己の病気と向き合い、自己管理の必要がある患者さんも多いので、患者さんだけでなく、ご家族との関わりも大切にしています。

手術室

⼿術室は、⾼度医療機器を備えた6室で運用しています。
バイオクリーンルームや陰圧室を備え、より質の高い手術を行っています。
年間の手術件数は2500件です。
医師、⿇酔科医、看護師、多職種が連携して、患者さんが安全で安⼼な⼿術を受けられるように取組んでいます。
また、看護師による術前、術後訪問を実施し、ハイリスク症例にも安全に手術を受けていただけるように努めています。

外来

外来は27の診療科があり、患者さんが安⼼して診療や検査、治療を受けていただけるよう、丁寧で⼼のこもった看護の提供に努めています。昨年度より、コンシェルジュナースを導入し、より身近な存在として活動しています。
また、療養する患者さんに、安⼼して⽣活していただけるよう専門的知識・技術を持った看護師が、糖尿病療養指導、フットケア、ストーマケア、助産外来、⺟乳育児指導などきめ細かやかな支援をしています。
内視鏡センターでは、食道・胃・十二指腸・大腸などの消化器の検査や治療をしています。内視鏡技師の免許を持つ看護師もおり、安全に治療・検査が行えるようにサポートしています。

通院治療センターでは、化学療法を受けられる患者さんが、安心して治療を受けられるよう、また、日常生活・社会生活と両立できるよう支援しています。安全・確実に、そして苦痛が少なく、予定された治療を最後まで続けられるように、がん化学療法看護認定看護師を中心に支援しています。

救急外来では、丹波圏域における中核病院として圏域内完結医療を目指し、24時間365日救急患者を受け入れています。
丹波圏域救急患者の「命を守る」という使命感を持って、日々研鑽し、迅速かつ適切な看護を実践しています。

総合診療センター

ミルネ診療所
かかりやすさをモットーに総合診療を実施しております。毎週木曜日の午後には小児科診療も行っています。また、来院される方の診療だけでなく、医師と看護師が在宅に出向いて医療を提供する訪問診療も行っています。在宅療養を安心して継続できるよう訪問看護スタッフと連携を図り、対応しています。

健診センター
人間ドックをはじめ特定健診、一般健診、婦人科検診・がん検診など様々な健診を行っています。また、丹波医療センターの幅広い専門医の協力(診察・検査等)と検査機器の共同利用により、質の高い健診を実施しています。快適に健診を受けていただけるように、健診スタッフが丁寧に関わっています。スタッフには、保健師も勤務しており、生活習慣病予防を中心に、検診結果から、その人に応じた生活改善など指導を行っています。

訪問看護ステーション

訪問看護は、病院と在宅をつなぐ役割を担っています。在宅療養される方の病気や障害に応じ、病気の悪化防止や回復にむけてのお手伝い、自宅で最期を迎えたい方の希望にそった看護を行います。また、理学療法士が在籍し、訪問リハビリも実施しています。
地域で暮らす全ての年代の方に対し、主治医やサービス担当者等、関係機関と連携しながら療養生活を支えていきます。

認定看護師紹介

身体やこころの痛みなど支援します

がん性疼痛看護認定看護師

FUJIWARA Miyuki

 がん性疼痛看護認定看護師の役割は、がん性疼痛を有する患者の疼痛マネジメント、全人的なケアの実践を行うとともに、それに関わる看護師の指導・相談をおこなうことです。
 がんの痛みは、身体的な痛みは勿論、心理的・社会的なものなど様々です。そのような痛みを抱えた患者さんやご家族の辛さを和らげ、安心して治療が受けられること、住み慣れた地でその人らしい生活が送れるように支援することを目標としています。身体やこころの痛みなど何かお困りごとがありましたら、遠慮なくご相談ください。

「がん」に関わる悩みや苦痛をサポートします

がん化学療法看護認定看護師

ISHII Tomoko

 がん化学療法看護は、がん薬物療法を受ける患者さんとご家族を支え、安全に治療が受けられるよう、また治療を受けながら今までどおりの生活を送ることができるように支援しています。
 患者さんそれぞれの人生や生活を大切に考え、患者さんやご家族が納得して治療を受けることができるよう意思決定支援を行なうとともに、治療中に起こる様々な問題に患者さんご自身が対応していけるよう支援を行い、がんと診断された患者さんが、がんと向き合いながらあたりまえの生活を送ることができるよう支えていきたいと考えています。
「がん」に関わる悩みや苦痛を少しでも和らげることができるよう、他の医療スタッフと協力してサポートしていきます。

あたり前の日常を大切に、
穏やかな生活が送れるよう支援しています

緩和ケア認定看護師

KAGEYAMA Ikuko

 病院から地域に看護の場を広げ、今まで培った緩和ケアの専門的な知識、技術を活用しながら看護を行っています。その人らしさを大切に、喜びを分かち合い、苦痛を軽減できるようケアし、よい生活が送れるよう多職種と連携し支援を行っています。子供から大人を対象に様々な疾患をもつ利用者に対して、緩和ケアを提供し、最後まで自宅で過ごしたいとの思いに寄り添い、在宅緩和ケアの質向上を目指してステーションの仲間と共に取り組んでいきたいと考えています。

安心して手術に臨んでいただけるよう、
周手術期看護を実践しています

手術看護認定看護師

FUJIWARA Yuka

 丹波医療センターでは、外科・整形外科・産婦人科・泌尿器科・眼科・耳鼻科・口腔外科・脳神経外科の手術を行っており術式は多岐にわたります。また小児から高齢者までと、手術を受けられる患者さんの年齢層も非常に幅が広いです。
 このように様々な背景をもって手術を受けられるすべての患者さんに、少しでも安心して手術に臨んでいただけるよう、手術中だけでなく、術前から術後にいたる周手術期看護の実践を外来や病棟と連携して取り組んでいます。

その人らしく治療が安心して受けられるよう支援します

認知症看護認定看護師

YOSHIDA Yukiko

 普段の生活の中でも「分からない」「覚えることが苦手」になる認知症者が、療養環境・治療という想像できない場面に立った時、医療者には理解しにくい症状となることがあります。苦痛の症状を最小限にできるよう調整することが重要です。その人の「できる力」を見つけ、目的とする治療が安心して受けられ、住み慣れた生活に戻ることができるよう、スタッフ・チームで関わっていきます。

楽しく安全に食事ができるための指導やケアを
提供します

摂食・嚥下障害看護認定看護師

HOSODA Ikuno

 これまで嚥下機能が低下している患者さんや食欲低下で食事摂取が進まない患者さんと関わる中で、安全に口から食べてもらうことの大切さを感じています。「口から食べる」ことは人にとって楽しみの一つであり、より生理的な方法で栄養摂取ができ、元の疾患の疾患治療効果を高めるだけではなく患者さんの生活の質の向上につなげることができます。
 患者さんの疾患や病態を理解した上で摂食嚥下にフォーカスを当て、食べる姿勢や食事形態、栄養、口腔環境やリハビリについて多職種で検討しケアをしていきます。
 一人ひとりの患者さんがその人らしく安全に食事を継続してもらうことを目標に、摂食嚥下サポートチームやリンクナースのメンバーとともに活動していきたいと考えています。

皮膚や排泄に関する悩みが改善するよう支援します

皮膚・排泄ケア認定看護師

NAKAGAKI Akane

 私は皮膚のトラブルや排泄に問題を抱える患者さんに専門的なケアを提供することで悩みが改善し、その人らしい生活を取り戻すことができるように心がけ支援しています。具体的には、褥瘡(床ずれ)や手術創・瘻孔などの創傷ケア、ストーマ(人工肛門・人工膀胱)ケア、失禁ケア、スキンケアを専門的に行います。
 スキンケアは皮膚・排泄ケアのすべての領域の基本であり、健康な皮膚を維持する、皮膚障害の予防を行う、皮膚障害が発生してしまった皮膚の健康を取り戻すことが大切になります。この基本的な部分において専門的なケアを提供することで、患者さんとご家族がより快適な生活を送ることができるように医療チームで考え、質の高い看護を提供できるように活動しています。皮膚・排泄ケア領域における困りごとがありましたら、お気軽にご相談ください。

院内・地域の感染防止のための対策に取り組んでいます

感染管理認定看護師

KAWANO Tomoko

 感染管理とは、患者さんだけでなく、ご家族や病院職員など病院に出入りするすべての人々を感染から守り、指針に基づく感染防止対策を通して質の高い医療を提供する役割を担う部門です。
 病気やケガで治療が必要となった患者さんが、入院中に新たな感染症にかかり、別の治療が必要になることで入院期間が長くなってしまう可能性や体力や免疫力の低下した患者さんが入院されており、そうした院内での感染を極力防ぐために、当院では院内感染防止対策委員会や(ICC)、感染制御チーム(ICT)などの組織の元、全職員が感染防止に取り組んでいます。
 さらに、地域の医療機関と連携しお互いに赴いてのラウンド・意見交換により、圏域の感染対策の向上を目指しています。

認知症の方だけでなく、ご家族にも支援していきます

認知症看護認定看護師

KARORU Etsumi

 認知症を持つ方にとって、環境の変化は大きな不安が伴います。私達は、その方が持っておられる力を正確にアセスメントし、例え認知症の症状が進行した状態にあっても、その人の思いを大切にし、その人らしく過ごしていただくための最善とは何なのかを常に多職種で考え、共働しています。認知症の方だけでなく、そのご家族にもいろいろな思いがあると思います。様々な側面から認知症の人の自己決定を支えること・実現していくこと、その人自身が幸せだと感じられることをサポートするお手伝いをさせていただきたいと思います。

スペシャリスト・チーム医療の活動内容

丹波医療センターでは、多職種のチーム医療を推進しています。
患者さんの⼀番⾝近にいる看護師は、コーディネータとしてチーム医療の要となる役割を発揮しています。認定看護師、アドバンス助産師をはじめ、キャリアを持つ看護師が活躍しています。

緩和ケアチーム

がん緩和ケア認定看護師が中心となり、多職種とチームを組み、患者さまの⾝体的、精神的社会的、スピリチュアルな苦痛を和らげ、その⼈らしさを⼤切にするケアを⽀援しています。治療⽅針の意思決定⽀援やBadNewsを伝える場⾯では、患者家族と医療者両者の⽀援をします。

感染対策チーム(ICT)

感染管理認定看護師と多職種チームのメンバーが院内感染を予防するためのラウンドや教育・啓発活動、マニュアルの改訂など取り組んでいます。

褥瘡対策チーム

リンクナースを中⼼に、多職種チームでラウンドを⾏い、褥瘡を早期に治癒させ、また、褥瘡を作らない環境やケアに取り組んでいます。

栄養サポートチーム

医師、看護師、管理栄養⼠、薬剤師、検査技師など多職種チームで患者さんの⾷事内容栄養状態を検討後ラウンドして患者さんのベッドサイドへ⾏きアドバイスをします。

認知症ケアチーム

⼊院や⾝体症状の悪化などを機にせん妄を⽣じた患者さんが安⼼して療養できるように、認知症ケア認定看護師を中⼼とした多職種チームが、せん妄の治療やケアについて⽀援します。

摂食嚥下支援チーム

摂食嚥下に関する専門的知識を有した多職種が力を合わせて、ひとりでも多くの患者さんの食べるを支えていけるよう取り組んでいます。

ストーマ外来

⼈⼯肛⾨のケアは排泄の問題であり、その⼈の⽣活の質(QOL)に⼤きく影響します。ストーマに関するトラブルや悩みが解消できるように専⾨性を活かした看護を提供します。

糖尿病外来―糖尿病療養指導⼠―

良好な⾎糖コントロールができるように患者さんひとり⼀⼈のライフスタイルに応じた⽣活調整やフットケア、インスリン療法など療養⽣活を⽀援します。

フットケア外来

糖尿病患者さんを対象にひとり⼀⼈の⾜の状態にあわせ、⽖切り等毎⽇の⾜のお⼿⼊れ⽅法の指導を⾏い、⾜を守るための予防ケアを⽀援しています。

アドバンス助産師の助産⽀援

丹波医療センターでは、アドバンス助産師6名はじめ、経験豊かな助産師が十数名います。
アドバンス助産師は、「自律して助産ケアを提供できる助産師」として自覚と責任をもち、継続的に自己啓発を行い、専門的能力を高めることで、妊産褥婦・新生児に対し、安全で安心な助産ケアを提供します。
助産外来では、アドバンス助産師が正常な妊娠経過をたどる妊婦さんに妊婦健診のほかに、より快適な妊娠生活、自然なお産とスムーズな母乳育児のスタートに向けて、皆さまのこころとからだの準備をサポートするため、様々なアドバイスを行います。他にも母親教室も行っており、運動や栄養、お産に向けての準備など、それぞれの妊婦さんにあった妊娠中のすごし方を共に考えていきます。ご主人やご家族と一緒に受けることができます。

DMAT

丹波医療センターは、兵庫県災害去拠点病院に指定されています。医師、看護師、業務調整員(医師・看護師以外の医療職及び事務職員)で構成されるDMAT(災害派遣医療チーム)が活動しています。⼤規模災害や多傷病者が発⽣した事故などに備えて専⾨的な訓練を受けたり、院内医療資源の整備を⾏ったりしています。

ICLS

⽇本救急医学会認定「ICLSコース」を年2〜3回開催しています。医師、看護師、救急隊員などがチームを組み、シミュレーションを⾏う中で、救命処置のチーム医療を学ぶことができます。積極的にインストラクターが参加し、救急医療、看護の向上を⽬指しています。また、BLSコース、NCPRコースも開催しています。

看護部メッセージ

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看護師からのメッセージ

看護師からのメッセージ

病院見学とリモート病院説明会・インターンシップ

インターンシップのご案内

対象者:看護学生、看護師
申し込み方法:メール・FAX
問い合わせ先:兵庫県立丹波医療センター 教育担当看護師長
FAX:0795-88-5210  TEL:0795-88-5200(代表)

 

病院見学とリモート病院説明会のお知らせ

丹波医療センターでは、病院⾒学とリモート病院説明会を随時⾏っています。

対象者:看護学⽣、看護師
申し込み⽅法:メール・お電話
問い合わせ先:兵庫県⽴丹波医療センター 教育担当看護師⻑
TEL:0795-88-5200(代表) 受付:平⽇8:30〜17:00
*申し込み後、5⽇以内にメールまたは電話で連絡いたします。

病院見学とリモート病院説明会のお知らせ    

アクセス方法

  • 電⾞の場合:JR福知⼭線(宝塚線)⽯⽣駅下⾞  徒歩で約20分 、⾞で約5分
  • ⾞の場合 :舞鶴若狭道「春⽇」インターを経由し、北近畿自動車道「氷上」インターから、約5分
  • 地図につきましては、病院案内のページをご参照ください。

採用について

丹波医療センターでは、看護師、看護補助者を募集しています。充実した待遇、福利厚⽣があり、安⼼して、⻑く働き続けられる職場環境が整っています。

正規職員(兵庫県採⽤)

兵庫県の採⽤試験があります。詳しくは、「兵庫県病院局」へお問い合わせください。
問い合わせ先:兵庫県病院局管理課職員班 
TEL:078-341-7711(内線3468/3458)

臨時職員(病院採⽤)

下記連絡先へお問い合わせください。
問い合わせ先:兵庫県⽴丹波医療センター 総務課
TEL:0795-88-5200(代表)

採⽤情報(看護師)

充実した待遇、福利厚⽣について

看護師寮完備

病院近辺のワンルームマンションがあります。周辺にはコンビニやスーパー、飲⾷店があり、実家を離れての⼀⼈暮らしでも便利です。

⼦育て⽀援について

育児休業、部分休業、育児短時間、⼦育て⽀援休暇など、働き続けるママを⽀援し、仕事と⼦育ての両⽴が可能となるよう、さまざまな制度を利⽤することができます。

院内保育所

出勤時に⼦どもを預けて、⼦どもと⼀緒に退勤できます。病児保育も実施しているので、安⼼して勤務することができます。