令和元年度病院指標
令和元年度病院指標
- 年齢階級別退院患者数
- 診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位5位まで）
- 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
- 成人市中肺炎の重症度別患者数等
- 脳梗塞の患者数等
- 診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位5位まで）
- その他（DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）
年齢階級別退院患者数
| 年齢区分 | 0～ | 10～ | 20～ | 30～ | 40～ | 50～ | 60～ | 70～ | 80～ | 90～ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 患者数 | 697 | 91 | 103 | 166 | 247 | 306 | 642 | 1085 | 963 | 340 |
丹波医療圏域（丹波市・丹波篠山市）では、65歳以上人口が32.3％を占めています。当院の退院患者さんにおいては、60歳以上の方が全体の65.3％と多くを占めています。14歳以下人口が12.5%の当医療圏では、小児科入院、分娩対応医療機関が少ないため、小児科、産婦人科がある当院では小児（0～、10～）は、全体の16.9％を占めています。
※人口比率：国勢調査報(2015年)
診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位5位まで）
内科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 060100xx01xx0x | 小腸大腸の良性疾患（良性腫瘍を含む。） 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 定義副傷病 なし | 109 | 3.25 | 2.63 | 0 | 70.32 | |
| 050130xx99000x | 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 77 | 18.81 | 17.71 | 7.79 | 87.97 | |
| 110310xx99xx0x | 腎臓または尿路の感染症 手術なし 定義副傷病 なし | 71 | 17.15 | 12.58 | 0 | 79.03 | |
| 050050xx99100x | 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 1あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 68 | 3.16 | 3.01 | 0 | 69.66 | |
| 050050xx02000x | 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1 なし、1,2あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 59 | 4.93 | 4.4 | 0 | 71.71 |
内科は、地域の基幹病院として総合的な役割を果たすため、分野化せず一つの診療科（内科）として各分野の専門医が協力して担当しています。
消化器内科系は、内視鏡による検査、手術を多く実施しています。短期入院では内視鏡による大腸ポリープ切除の入院（109件）等があります。
循環器内科系は、24時間PCIに対応しており、心不全、虚血性心疾患を数多く診療しています。
また、感染症も多く尿路感染症をはじめ各臓器の感染症を多数診療しています。
外科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 060160x001xxxx | 鼠径ヘルニア（15歳以上） ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 | 45 | 6.44 | 4.85 | 0 | 71.22 | |
| 060330xx02xxxx | 胆嚢疾患（胆嚢結石など） 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 | 30 | 7.13 | 6.37 | 0 | 62.8 | |
| 090010xx02x0xx | 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術（腋窩部郭清を伴わないもの） 手術・処置等２ なし | 21 | 6.48 | 6.1 | 0 | 59.14 | |
| 090010xx99x4xx | 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 4あり | 21 | 3 | 4.25 | 0 | 60.29 | |
| 060210xx99000x | ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 19 | 11.11 | 8.89 | 0 | 69.11 |
良性疾患である鼠径ヘルニア、胆嚢結石に対する手術目的や腸閉塞での入院が多くなっています。また、悪性疾患では乳癌に対する手術や乳癌および消化器癌に対する化学療法を目的とした入院が多くなっています。
整形外科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 160800xx01xxxx | 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 | 68 | 36.12 | 25.94 | 44.12 | 86.1 | |
| 070230xx01xxxx | 膝関節症（変形性を含む。） 人工関節再置換術等 | 32 | 34.88 | 23.56 | 0 | 76.72 | |
| 160690xx99xx0x | 胸椎、腰椎以下骨折損傷（胸・腰髄損傷を含む。） 手術なし 定義副傷病 なし | 30 | 28.53 | 19.4 | 23.33 | 82.63 | |
| 160760xx97xxxx | 前腕の骨折 手術あり | 21 | 3.76 | 5.54 | 0 | 56.33 | |
| 160720xx01xxxx | 肩関節周辺の骨折・脱臼 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿等 | 15 | 18.53 | 15.09 | 0 | 78.67 |
高齢者の多い丹波医療圏の状況を反映して、高齢者の骨折疾患（大腿骨近位部骨折、脊椎圧迫骨折、橈骨遠位端骨折）による入院が多くなっています。
また、変形性関節症の患者さんも多く、人工関節手術の為の入院が増加しています。丹波医療センターでは急性期病棟から地域包括ケア病棟に移動することによって自宅や施設に退院するまでリハビリを行えます。
小児科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 140010x199x00x | 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害（出生時体重2500g以上） 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 146 | 6.75 | 6.17 | 1.37 | 0 | |
| 080270xxxx1xxx | 食物アレルギー 手術・処置等1 あり | 113 | 1 | 2.15 | 0 | 1.91 | |
| 100393xx99xxxx | その他の体液・電解質・酸塩基平衡障害 手術なし | 42 | 3.14 | 9.96 | 0 | 3.55 | |
| 040070xxxxx0xx | インフルエンザ、ウイルス性肺炎 手術・処置等2 なし | 40 | 4 | 5.73 | 2.5 | 2.98 | |
| 040090xxxxxx0x | 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症（その他） 定義副傷病 なし | 35 | 5 | 6.19 | 0 | 1.26 |
小児科入院で最も症例数が多いのは、お産に関連した新生児疾患で種々の病態（母体に妊娠中に起こる合併症がある場合、母体に感染症がある・その可能性がある状況での分娩の場合、帝王切開で出生した新生児、一過性の呼吸障害や黄疸の増強などの新生児特有の加療が必要な状況など）を含んでおります。産婦人科からの要請に応じ、産婦人科と連携しながらこれらの新生児の管理・治療にあたり合併症の発生を防ぐことに尽力しております。（DPCコード：140010x199x00x）
次に多いのは食物アレルギー負荷試験入院です。通常日帰り入院の形で乳・卵・小麦等の食物を、オープン法・2分割投与で患児の状況に合わせた適量を負荷して、摂取量の決定・耐性獲得の確認を判定しております。試験の際は医師が症状出現に備え常在し、試験中アレルギー症状が出現した場合には速やかに適切な処置を行っております。（DPCコード：080270xxxx1xxx）
3番目に多いのは脱水、電解質異常で輸液による治療を必要とした症例です。2019年夏も気温が高く猛暑であったため、症例数が増加したと考えております。いずれも適切な輸液にて重症化せず経過しております。（DPCコード：その他の体液・電解質・酸塩基平衡障害 手術なし）
泌尿器科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 11012xxx040x0x | 上部尿路疾患 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術（一連につき） 手術・処置等1 なし 定義副傷病 なし | 44 | 2.23 | 2.64 | 0 | 66.14 | |
| 110070xx0200xx | 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし | 38 | 7.76 | 7.07 | 0 | 74.84 | |
| 110080xx991x0x | 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり 定義副傷病 なし | 38 | 2.05 | 2.49 | 0 | 68.79 | |
| 110080xx9903xx | 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 3あり | - | - | 14.52 | - | - | |
| 110060xx99x20x | 腎盂・尿管の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 2あり 定義副傷病 なし | - | - | 10.84 | - | - |
泌尿器科入院で最も多いのは腎・尿管結石の体外衝撃波による治療目的での入院です。次に多いのは膀胱がんの経皮尿道的手術目的の入院です。
3番目は前立腺生検目的の入院、4番目は前立腺がんの化学療法目的の入院、5番目は腎盂・尿管がんの化学療法目的の入院です。
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産婦人科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 120260xx01xxxx | 分娩の異常 子宮破裂手術等 | 29 | 9.38 | 9.53 | 0 | 32.83 | |
| 120070xx02xxxx | 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術（腟式を含む。） 腹腔鏡によるもの等 | 25 | 5.96 | 6.21 | 0 | 45.6 | |
| 120060xx01xxxx | 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 | 18 | 10.56 | 9.71 | 5.56 | 46.78 | |
| 120180xx01xxxx | 胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等 | 18 | 9.39 | 9.66 | 0 | 32.06 | |
| 120060xx02xxxx | 子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 | 18 | 6 | 6.09 | 0 | 42.56 |
当院産婦人科で最も患者数の多い正常分娩の症例は、DPCの適応外となりますので、この中には含まれません。分娩にかかわるものとして1位の「分娩の異常 子宮破裂手術等」は、陣痛の異常、例えば微弱陣痛のために分娩誘導をおこなったり、吸引分娩や帝王切開が必要になった症例、過強陣痛や帝王切開予定患者の陣痛発来などから、緊急帝王切開などが必要になった症例です。
また4位の「胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等」は、胎児や羊水、胎盤の要因で帝王切開をおこなった症例です（胎児機能不全や胎盤機能不全の診断での帝王切開）。
近年内視鏡手術が増えており、2位の「卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術（膣式を含む）腹腔鏡によるもの等」は卵巣に対する腹腔鏡手術の症例、5位の「子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下膣式子宮全摘術等」は、子宮筋腫や子宮ポリープに対して、腹腔鏡手術や子宮鏡手術の内視鏡手術を行った症例です。3位の「子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等」は、子宮筋腫に対して開腹手術を行なった症例です。前年度3位の抗癌剤治療のための入院は、外来での通院治療が主体となってきており、順位を落としています。
眼科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 020110xx97xxx0 | 白内障、水晶体の疾患 手術あり 片眼 | 51 | 3 | 2.78 | 0 | 76.71 | |
| 020210xx99x1xx | 網膜血管閉塞症 手術なし 手術・処置等2 あり | 30 | 2 | 2.44 | 0 | 76.33 | |
| 020200xx99x2xx | 黄斑、後極変性 手術なし 手術・処置等2 2あり | 29 | 2 | 2.49 | 0 | 77.28 | |
| 020200xx9710xx | 黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし | 17 | 7.82 | 6.71 | 0 | 65.71 | |
| 020160xx97xxx0 | 網膜剥離 手術あり 片眼 | 13 | 12.31 | 9.33 | 7.69 | 64.15 |
高齢者の多い地域を反映して、黄斑変性、網膜硝子体疾患の患者数が多くなっています。
耳鼻咽喉科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 030240xx99xxxx | 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし | 19 | 4.79 | 5.45 | 5.26 | 37.79 | |
| 030230xxxxxxxx | 扁桃、アデノイドの慢性疾患 | - | - | 7.8 | - | - | |
| 030440xx01xxxx | 慢性化膿性中耳炎・中耳真珠腫 鼓室形成手術 | - | - | 7.85 | - | - | |
| 030240xx01xxxx | 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 扁桃周囲膿瘍切開術等 | - | - | 7.76 | - | - | |
| 130030xx97x00x | 非ホジキンリンパ腫 手術あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | - | - | 8.36 | - | - |
耳鼻咽喉科では、扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎の緊急入院が主な入院です。
気道の問題がある場合は他院へ搬送することもあります。
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救急科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 161060xx99x0xx | 詳細不明の損傷等 手術なし 手術・処置等2 なし | 10 | 2.4 | 3.29 | 0 | 63.4 | |
| 161070xxxxx00x | 薬物中毒（その他の中毒） 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | - | - | 3.52 | - | - | |
| 040200xx99x00x | 気胸 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | - | - | 9.11 | - | - | |
| 160100xx99x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | - | - | 7.34 | - | - | |
| 080010xxxx0xxx | 膿皮症 手術・処置等１ なし | - | - | 12.55 | - | - |
詳細不明の損傷等は主にアナフィラキシーショックの経過観察入院です。この他に薬物中毒、気胸、頭部外傷の入院が主になっています。
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初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
| 初発 | 再発 | 病期分類 基準（※） |
版数 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
| 胃癌 | 27 | - | 10 | 28 | - | - | 1 | 8 |
| 大腸癌 | 14 | - | 32 | 37 | - | 15 | 1 | 8,7 |
| 乳癌 | 27 | 52 | 16 | - | - | 1 | 8 | |
| 肺癌 | - | - | - | 1 | 8 | |||
| 肝癌 | - | - | - | - | - | 1 | 8 | |
※ 1：UICC TNM分類，2：癌取扱い規約
地域がん診療連携拠点病院であり、胃がん・大腸がん・乳がんの検査、治療、がん登録を行ってきました。肺がん、肝臓がんは、大学病院、がんセンター等の専門医療機関に紹介しています。
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成人市中肺炎の重症度別患者数等
| 患者数 | 平均 在院日数 |
平均年齢 | |
|---|---|---|---|
| 軽症 | 14 | 11.93 | 59.57 |
| 中等症 | 62 | 16.16 | 81.05 |
| 重症 | - | - | - |
| 超重症 | - | - | - |
| 不明 | - | - | - |
市中肺炎とは病院外で日常生活を過されている方が罹患された肺炎です。肺炎の重症度が中等症の方が最も多くおられ、高齢の方に多く見られました。
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脳梗塞の患者数等
| 発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
|---|---|---|---|---|
| 3日以内 | 38 | 20.82 | 81.32 | 31.11 |
| その他 | - | - | - | - |
神経内科、脳神経外科の常勤医師がいないため、急性期血栓溶解療法や脳外科的に血栓除去の適応になる可能性のある患者さんは、専門病院に紹介(転送）しています。
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診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位5位まで）
内科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2センチメートル未満 等 | 117 | 1.77 | 2.12 | 0 | 70.62 | |
| K5493 | 経皮的冠動脈ステント留置術 その他のもの 等 | 51 | 2.37 | 3.27 | 1.96 | 72.76 | |
| K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 等 | 35 | 1.54 | 16.63 | 5.71 | 80.11 | |
| K654 | 内視鏡的消化管止血術 | 33 | 3.21 | 12.12 | 3.03 | 76.21 | |
| K6532 | 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術（早期悪性腫瘍粘膜下層） 等 | 25 | 0.96 | 7.24 | 0 | 76.12 |
地域の医療機関からの紹介等で内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術を実施しています。この他に食道腫瘍・胃腫瘍・十二指腸腫瘍の内視鏡的切除も行っています。
また、救急体制の整備により、24時間PCIを行うことができ、虚血性心疾患に対する経皮的冠動脈ステント手術も多くなっています。
胆道系疾患も多く胆道ステント留置や内視鏡的乳頭切開術・総胆管結石除去術も行っています。
消化管出血に対する内視鏡的止血術も積極的に行っています。
外科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K672-2 | 09腹腔鏡下胆嚢摘出術 等 | 47 | 1.19 | 6.79 | 0 | 64.17 | |
| K6113 | 09抗がん剤静脈用ＣＶポート設置（頭頸部その他） 等 | 39 | 1.13 | 1.77 | 0 | 59.92 | |
| K6335 | 09鼠径ヘルニア手術 等 | 25 | 1.56 | 4.32 | 0 | 71.8 | |
| K4762 | 09乳腺悪性腫瘍手術乳房部分切除術腋窩部郭清を伴わな 等 | 24 | 1 | 4.54 | 0 | 59.79 | |
| K634 | 09腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術 | 23 | 1 | 4 | 0 | 65.96 |
胆嚢結石や鼠径ヘルニアに対する腹腔鏡手術が上位を占めています。また、乳癌手術や化学療法を目的としたCVポート造設術も多く実施しています。
整形外科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K0461 | 10骨折観血的手術（大腿） 等 | 68 | 2.03 | 27.99 | 32.35 | 85.68 | |
| K0821 | 10人工関節置換術（膝） 等 | 46 | 1.93 | 32.33 | 2.17 | 75.17 | |
| K0462 | 10骨折観血的手術（前腕） 等 | 29 | 2.24 | 13.1 | 3.45 | 64.62 | |
| K0463 | 10骨折観血的手術（鎖骨） 等 | 27 | 1.33 | 15.96 | 3.7 | 55.11 | |
| K0811 | 10人工骨頭挿入術（股） 等 | 24 | 4.79 | 29.08 | 41.67 | 82.25 |
高齢者の多い地域性を反映して、高齢者の骨折（大腿骨近位部骨折、橈骨遠位端骨折）に対する観血的手術や人工骨頭挿入術が多くなっています。また変形性股関節症や変形性膝関節症に対する人工関節置換術が急増しています。人工関節置換術の患者さんはクリニカルパスを使用してリハビリや退院が円滑に行われています。
小児科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K9132 | 新生児仮死蘇生術 仮死第2度のもの | - | - | - | - | - | |
| K368 | 扁桃周囲膿瘍切開術 | - | - | - | - | - | |
| K9131 | 新生児仮死蘇生術 仮死第1度のもの | - | - | - | - | - | |
| K249 | 角膜潰瘍掻爬術 | - | - | - | - | - | |
| K7151 | 腸重積症整復術（非観血的） | - | - | - | - | - |
当科ではいずれも10名未満となっております。新生児仮死蘇生術は第2度と第1度を合わせると最も多い処置です。分娩時ストレスが強い場合、出生前の循環動態悪化や、出生後の外界への適応障害により、また胎盤や臍帯に異常がある場合なども仮死状態が起こり得ます。その際は、呼吸・循環を人工的に補助する処置が必要です。
当院では標準的「新生児蘇生法（NCPR）」に基づく蘇生処置を必要時に行っています。
※患者数が10人未満の場合は、「－」で表示しています。
泌尿器科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K768 | 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術（一連につき） | 43 | 0 | 1.02 | 0 | 65.84 | |
| K8036ｲ | 膀胱悪性腫瘍手術（経尿道的手術・電解質溶液利用） | 38 | 1 | 7.74 | 0 | 75.18 | |
| K7981 | 膀胱結石摘出術（経尿道的手術） | - | - | - | - | - | |
| K7812 | 経尿道的尿路結石除去術（その他のもの） | - | - | - | - | - | |
| K773-2 | 腹腔鏡下腎（尿管）悪性腫瘍手術 | - | - | - | - | - |
泌尿器科手術で最も多いのは腎・尿管結石の体外衝撃波結石破砕術です。次に多いのは膀胱がんの経尿道的手術です。
3番目は膀胱結石の経尿道的手術、4番目は尿管結石の経尿道的手術、5番目は腎盂・尿管がんの腹腔鏡手術です。
※患者数が10人未満の場合は、「－」で表示しています。
産婦人科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K8982 | 15帝王切開術（選択帝王切開） | 43 | 5.14 | 7.7 | 0 | 32.77 | |
| K8882 | 15子宮附属器腫瘍摘出術（両側）（腹腔鏡によるもの） 等 | 28 | 0.89 | 4.04 | 0 | 45.43 | |
| K877 | 15腹式子宮全摘術 | 20 | 1 | 8.4 | 5 | 48.35 | |
| K861 | 子宮内膜掻爬術 | 16 | 0.31 | 0.38 | 6.25 | 50.56 | |
| K8981 | 15帝王切開術（緊急帝王切開） | 14 | 0.36 | 7.64 | 0 | 33.86 |
手術としては分娩にかかわる帝王切開が最も多く、選択帝王切開が1位、緊急帝王切開が5位となっています。他の手術も含め待機手術の術前入院は基本前日としていますが、選択帝王切開の場合は、切迫早産治療など合併症管理後の手術なども含まれることより平均術前入院期間はやや長めに、また緊急帝王切開では短めになっています。
2位の「子宮付属器腫瘍摘出術」は卵巣に対する腹腔鏡手術で、術前術後を含めて入院期間は4日程度と昨年より短縮しており、子宮筋腫や初期の子宮がんに対しておこなわれる開腹手術である3位の「腹式単純子宮全摘術は」も8.4日と昨年より短縮しています。4位の「子宮内膜掻爬術」は、子宮体がん診断のための精密検査で日帰り手術入院が基本となっています。手術のための入院期間は、昨年よりもさらに短縮の傾向にあります。
眼科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K2821ﾛ | 18水晶体再建術・眼内レンズ（その他のもの）を挿入 | 50 | 0.42 | 1.92 | 0 | 76.54 | |
| K2801 | 硝子体茎顕微鏡下離断術（網膜付着組織を含むもの） 等 | 40 | 0.28 | 8.48 | 2.5 | 67.8 | |
| K2193 | 眼瞼下垂症手術（その他のもの） | - | - | - | - | - | |
| K2683 | 緑内障手術（濾過手術） 等 | - | - | - | - | - | |
| K2821ｲ | 18水晶体再建術・眼内レンズ（縫着レンズ）を挿入 | - | - | - | - | - |
白内障における水晶体再建術が最も多く、この他、硝子体、眼瞼下垂等の手術が多くなっています。また、令和元年度よりDPC対象外の病棟でも水晶体再建術の白内障入院の受け入れを行っているため、昨年度より患者数は減少しました。
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耳鼻咽喉科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K3772 | 口蓋扁桃手術（摘出） | - | - | - | - | - | |
| K3191 | 鼓室形成手術 耳小骨温存術 | - | - | - | - | - | |
| K340-5 | 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型（選択的（複数洞）副鼻腔手術） 等 | - | - | - | - | - | |
| K6262 | リンパ節摘出術（長径3ｃｍ以上） | - | - | - | - | - | |
| K347-3 | 内視鏡下鼻中隔手術1型（骨、軟骨手術） | - | - | - | - | - |
慢性扁桃炎、扁桃肥大に対する口蓋扁桃手術（摘出）が最も多い手術でした。次に多いのは、慢性中耳炎の鼓室形成手術 耳小骨温存術でした。
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その他（DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）
| DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
|---|---|---|---|---|
| 130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | - | - |
| 異なる | - | - | ||
| 180010 | 敗血症 | 同一 | - | - |
| 異なる | 24 | 0.52 | ||
| 180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | - | - |
| 異なる | - | - | ||
| 180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | - | - |
| 異なる | - | - |
入院契機となった傷病名と異なる敗血症については、平成30年度に比べ、症例数・発生率が改善されています。
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