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【総合診療だより32号】 8月のコアレクチャーの報告 ~「総合診療だより」では総合診療プログラム専攻医等による活動を報告します~
2023年09月19日 研修医・専攻医・医学生
8月29日に総合診療科専攻医の加藤医師に、EBMの実践についてコアレクチャーをしていただきました。
加藤医師は実際に経験した症例をもとに、「EBMの5つのStep」を解説いただきました。
日常臨床で疑問が生じた際には、疑問を定式化し(Step 1)、外部の情報を収集して(Step 2)、批判的吟味をし(Step 3)、情報を患者へ適応します(Step 4)。
また、患者に適応した結果、よかった点・修正すべき点を後ほど考察して次回に生かせるようにする(Step 5)ことも重要です。
疑問の定式化 PICO (Patients、Intervention、Comparison、 Outcome)のうち特にOutcomeの設定が意外と難しく、患者さんや医療者が何を目指すのか(長生きすることなのか、QOLが改善することなのか、など)を明確にする必要があると学びました。
普段からEBMを意識し、自然とそれが実践できるよう、日々邁進しています。